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42 〜世界を変えた男〜

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公開:2013年 / アメリカ / 監督:ブライアン・ヘルゲランド
テーマ:不公平でも自分を保つ ── アサーティブコミュニケーション 第6回

ひどい差別さべつや侮辱ぶじょくを浴あびせられても、報復ほうふくせず、プレーと誇ほこりで応こたえ続つづけた一人の野球選手やきゅうせんしゅ。ジャッキー・ロビンソンの実話じつわです。この記事では、「不公平ふこうへいな状況じょうきょうでも、自分じぶんを保たもつ」という強つよさを学びます。

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授業で使えるPDF資料(2種類)
先生向けの授業ガイド(授業の流れ・発問例・配慮点)と、生徒用ワークシート。
特集「アサーティブコミュニケーション」第6回の教材です。
📚 もくじ
  1. この映画と「自分を保つ」
  2. 「自分を保つ」とは?
  3. どんなお話?(あらすじ)
  4. 実話と背番号「42」
  5. 監督
  6. 出ている俳優
  7. ジャッキーの「保ち方」
  8. 不公平でも自分を保つ4つの心がけ
  9. 自分を保つワーク
  10. 今日のまとめ
1この映画と「自分を保つ」

これまで「伝える」「聴く」「対立と対話」などを学びました。でも、相手がまったく話を聞かず、ただ攻撃こうげきしてくるときは、どうすればいいのでしょう?

➡ そんな理不尽りふじんな状況じょうきょうでも、自分の価値かちや目標もくひょうを手放ばなさないこと。それが「自分を保つ」ということです。

2「自分を保つ」とは?

ひどいことをされると、人は「やり返す(攻撃こうげき)」か「黙だまって耐たえる(我慢がまん)」に傾かたむきがちです。でも、「自分を保つ」はそのどちらとも違います。

🛡️ やり返さない。でも、我慢でもない。
🔑 大事な区別

・やり返す=相手のレベルに下さがってしまう
・ただ我慢=自分の気持ちや誇りを殺ころしてしまう
・自分を保つ=怒いかりは認みとめつつ、反応はんのうは自分で選えらび、実力と誇りで応える
ジャッキーが選んだのは、3つ目の道でした。

※「自分を保つ」は「不正を我慢がまんし続つづけよう」という意味ではありません。おかしいことに声を上げるのも大切です。ジャッキーの沈黙ちんもくは、戦略せんりゃくとしての強つよい選択せんたくでした。

3どんなお話?(あらすじ)
📖 あらすじ

1947年のアメリカ。肌はだの色によって、黒人こくじん選手はメジャーリーグ(一流の野球やきゅうリーグ)でプレーできませんでした。

そんな時代に、球団の幹部かんぶリッキーは、黒人選手ジャッキー・ロビンソンをメジャーへと起用きようします。ジャッキーは、観客かんきゃくや相手あいてチームから、ひどい侮辱ぶじょくを浴あびせられます。

それでも彼は、その場で報復ほうふくせず、ただ全力ぜんりょくでプレーし続つづけました。やがてその姿すがたは仲間なかまやファンの心を動かし、野球の、そして社会の歴史れきしを変えていきます。実際にあった出来事をもとにした物語です。

4実話と背番号「42」

ジャッキー・ロビンソンは、1947年にメジャーリーグで初めての黒人選手となり、「色の壁かべ」を破やぶった実在の人物です。所属はブルックリン・ドジャース。

⚾ 「42」は永久欠番

彼の背番号せばんごう「42」は、その功績こうせきをたたえて、メジャーリーグの全球団ぜんきゅうだんで永久欠番けつばん(もう誰もつけない番号)になっています。これはとても異例いれいの名誉めいよです。

💡 見るときの心がまえ

映画には、当時の差別的な言葉や、ひどい侮辱の場面が出てきます。それらは「してよいこと」ではなく、ジャッキーが耐たえ、乗りこえたものとして描かれています。歴史の事実として、なぜそれが問題もんだいなのかを考えながら見ましょう。

5監督
ブライアン・ヘルゲランド監督・脚本

アメリカの監督かんとく・脚本家きゃくほんか。実話じつわをもとに、ジャッキーの苦くるしみと誇ほこりを、力強ちからづよくていねいに描えがきました。

6出ている俳優
チャドウィック・ボーズマンジャッキー・ロビンソン 役

のちに『ブラックパンサー』などで世界的に知られる俳優はいゆう。ジャッキーの静かな怒いかりと誇ほこりを体現たいげんしました。

ハリソン・フォードブランチ・リッキー 役

『スター・ウォーズ』などで知られる名優めいゆう。ジャッキーを起用きようする球団幹部きゅうだんかんぶリッキーを演えんじます。

7ジャッキーの「保ち方」
  • ① 怒りは「感じる」。でも反応は「選ぶ」怒って当然とうぜんの場面でも、その場でやり返さないと自分で決めていた。
  • ② 相手のレベルに下がらない侮辱に侮辱で返せば、相手と同じになる。プレーで黙だまらせることを選んだ。
  • ③ 支えてくれる人と共に妻レイチェル、幹部リッキー、やがて味方みかたになる仲間なかま。一人で抱かかえなかった。
🛡️ 「弱さ」ではなく「強さ」

やり返さないのは、弱よわいからではありません。「自分が何者なにものか」を、相手の言葉で決きめさせないという、とても強い選択せんたくです。

8不公平でも自分を保つ4つの心がけ
🟩 ① 怒りを否定ひていしない「怒って当然」と、まず自分の気持ちを認みとめる。
🟩 ② 反応は自分で選ぶやり返すか・別の道か。選ぶ力ちからは自分にある。
🟩 ③ 自分の価値かちを手放さない相手の言葉で「自分が何者なにものか」を決めさせない。
🟩 ④ 一人で抱かかえない信頼できる人に話し、支えてもらう。

➡ 「自分を保つ」ことは、長い目で見ていちばん強つよい返かえしになることがあります。

9自分を保つワーク
なまえ:
① ジャッキーが「その場でやり返さなかった」場面で、あなたは何を感じた?
② それは「弱さ」だと思う? 「強さ」だと思う? その理由は?
③ 不公平だと感じたとき、あなたはどう反応することが多い?
④ 4つの心がけのうち、これから試したいものは?

🌱 今日のまとめ

不公平にあったとき、いちばん守るべきなのは——「自分じぶん」です。

「自分が何者かは、自分で決める。」
  • 怒りは感じていい。でも反応は自分で選べる。
  • やり返すのでも、ただ我慢するのでもない道がある。
  • 相手の言葉で、自分の価値を決めさせない。
  • 一人で抱えず、支えてくれる人と共に。
  • おかしいことに声を上げることも、大切。

これが、『42』からもらえる、いちばん大切なプレゼントです。

🐟 ちょこっと豆知識

毎年4月15日は、メジャーリーグの「ジャッキー・ロビンソン・デー」。この日は全選手ぜんせんしゅが背番号42をつけてプレーし、彼の功績こうせきをたたえます。一人の「自分を保つ」選択せんたくが、今も受うけ継つがれています。

先生・保護者の方へ:『42 世界を変えた男』は日本で映倫Gですが、実話にもとづき、当時の人種差別じんしゅさべつ的な言葉・侮辱ぶじょくの場面がくり返し描かれます(乗りこえるべき問題として)。本ページは12歳以上(小学校高学年〜中学生)を想定していますが、内容が重いため、学級の実態に応じて場面を選び、歴史的文脈を事前・事後に必ず補ってください。差別的表現を板書・音読することは避けます。「自分を保つ」を「不正を我慢せよ」と誤解させないことも大切です。授業での上映には、教育機関向けの適切な権利処理が必要になる場合があります。

著作権について:本記事の解説文はすべてオリジナルで作成しています。映画のポスター画像・俳優写真・場面写真は使用していません。作品の著作権は各権利者に帰属します。

AI生成コンテンツについて:本記事はAIを活用して作成しています。内容に誤りが含まれる可能性があるため、授業でご利用の際は事実関係をご確認ください。誤りにお気づきの場合は、お問い合わせよりお知らせください。

📚 参考資料(主な出典)