🌈 〜 GREEN BOOK 〜 🌈

グリーンブック

G R E E N B O O K
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公開:2018年(日本2019年)/ アメリカ / 監督:ピーター・ファレリー / 130分
テーマ:差別と旅、友情 ── 特集「多様性と共生」 第6回

1962年、天才黒人ピアニストのドクター・シャーリーは、人種差別がとくにきびしいアメリカ南部へ演奏えんそうツアーに出かけます。運転手として雇われたのは、口が悪く、黒人への偏見も持っていたイタリア系のトニー。この記事では、差別の「しくみ」と、偏見が変わっていく過程を考えます。

🌈 特集「多様性と共生」── ちがいを力に変える8つの視点
  1. ワンダー 君は太陽
  2. 映画 聲の形
  3. ズートピア
  4. ドリーム
  5. 最強のふたり
  6. グリーンブック(この記事)
  7. リトル・ダンサー
  8. パディントン
📄
授業で使えるPDF資料(2種類)
先生向けの授業ガイド(授業の流れ・発問例・配慮点)と、生徒用ワークシート。
📚 もくじ
  1. この映画と「グリーンブック」
  2. どんなお話?(あらすじ)
  3. 差別の「しくみ」
  4. 偏見が変わるとき
  5. この映画への批判も知ろう
  6. 監督
  7. 出ている俳優
  8. 授業で使える問い
  9. 考えるワーク
  10. 今日のまとめ
1この映画と「グリーンブック」

題名の「グリーンブック」とは、黒人の旅行者が安全に泊まれる宿や食事のできる店をまとめたガイドブックのことです。ヴィクター・H・グリーンという人がつくりました。

➡ そんな本が必要だったほど、当時のアメリカには差別がありました。特集第6回では、差別の「しくみ」と、それを越える友情を考えます。

2どんなお話?(あらすじ)
📖 あらすじ(実話がもと)

ニューヨークのナイトクラブで働くトニーは、黒人ピアニストのシャーリーの運転手として、8週間の南部ツアーに同行することになります。

シャーリーは、コンサートでは白人の観客から拍手はくしゅを浴びるのに、演奏会場のレストランでは食事を断られ、泊まれるホテルも限られます。

性格も育ちもまったくちがう二人は、ぶつかり合いながら旅を続け、少しずつおたがいを理解していきます。

3差別の「しくみ」
  • 🚫 人種隔離(ジム・クロウ法)南部の多くの州では、法律で黒人と白人の学校・トイレ・食堂などが分けられていました。
  • 🌅 日没後の外出禁止黒人が日が暮れたあとに出歩くことを禁じる町もありました。
  • 🎹 「拍手」と「差別」の同居演奏はほめたたえるのに、同じ建物のトイレやレストランは使わせない──差別は、ときに礼儀正しい顔をしていました。
💡 考えてみよう

差別は「悪い人」の行動だけでなく、法律やルール、「昔からそうだから」という習慣によっても支えられていました。

4偏見が変わるとき
  • ① はじめは偏見を持っていたトニーは、黒人の作業員が使ったコップを捨ててしまうような人でした。
  • ② いっしょに過ごす時間旅の中で、シャーリーの才能や孤独を知っていきます。
  • ③ 相手の立場に立つシャーリーが受ける差別に、トニー自身が怒るようになります。
  • ④ おたがいに学ぶシャーリーも、トニーとの旅を通して、自分の気持ちを表すことを学んでいきます。
5この映画への批判も知ろう

この映画はアカデミー賞作品賞を受賞した一方で、批判も受けました。

  • 👪 遺族からの声シャーリーの遺族は、シャーリーと家族の関係などの描き方が事実とちがうと抗議しました。
  • 🦸 「白人の救世主」という批判黒人の問題を、白人が助ける物語として描いているのではないか、という指摘もありました。
🔑 特集「情報を見極める」とのつながり

「実話にもとづく映画」は、だれの視点で語られているかを考えることが大切です。この映画の脚本には、トニーの息子が加わっています。

6監督
ピーター・ファレリー監督・脚本

コメディ映画で知られる監督。この作品で、重いテーマをユーモアをまじえて描きました。

7出ている俳優
ヴィゴ・モーテンセントニー・“リップ”・バレロンガ 役

口は悪いが家族思いの運転手。

マハーシャラ・アリドクター・ドナルド・シャーリー 役

気品と孤独をかかえた天才ピアニストを演じ、アカデミー助演男優賞を受賞しました。

8授業で使える問い
🟩 問い1(歴史)なぜ「グリーンブック」のようなガイドブックが必要だったのだろう?
🟩 問い2(人権)演奏は称賛されるのに、食事は断られる。この矛盾をどう考える?
🟩 問い3(道徳)トニーの偏見は、何によって変わっていった?
🟩 問い4(情報)この映画への批判を知ったうえで、どのように作品を受け取ればよい?
9考えるワーク
なまえ:
① いちばん心に残った場面と、その理由
② 差別を支えていた「しくみ」には、どんなものがあった?
③ 自分の中の思い込みが変わった経験はある?
④ 映画への批判について、自分はどう考える?

🌱 今日のまとめ

差別は、法律や習慣によっても支えられていました。

「知る」ことで、偏見は変わる。
  • グリーンブックは、黒人旅行者のための安全な宿や店のガイドだった。
  • 南部には、人種を分ける法律や習慣があった。
  • トニーの偏見は、旅の中で少しずつ変わっていった。
  • 作品への批判も知り、だれの視点の物語かを考えよう。
🐟 ちょこっと豆知識

「グリーンブック」は1930年代から1960年代まで発行されていました。1964年の公民権法で人種による差別が法律で禁じられると、その役目を終えていきました。

先生・保護者の方へ:『グリーンブック』は日本で映倫Gですが、人種差別的な言葉や、警察に不当に扱われる場面、暴力をふるわれる場面があります。本ページは中学生以上を想定しています。差別的な言葉を板書・音読しないよう配慮し、アメリカの人種隔離の歴史を補ってください。作品への批判(遺族の抗議、「白人の救世主」という指摘)もあわせて紹介することをおすすめします。授業での上映には、教育機関向けの適切な権利処理が必要になる場合があります。

著作権について:本記事の解説文はすべてオリジナルで作成しています。映画のポスター画像・俳優写真・場面写真は使用していません。作品の著作権は各権利者に帰属します。

AI生成コンテンツについて:本記事はAIを活用して作成しています。内容に誤りが含まれる可能性があるため、授業でご利用の際は事実関係をご確認ください。誤りにお気づきの場合は、お問い合わせよりお知らせください。

📚 参考資料(主な出典)