🌈 〜 INTOUCHABLES 〜 🌈

最強のふたり

I N T O U C H A B L E S
♿🚗
公開:2011年(日本2012年)/ フランス / 監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ / 113分
テーマ:障害と介助、対等な関係 ── 特集「多様性と共生」 第5回

事故で首から下が動かなくなった大富豪フィリップ。介護かいごの経験もなく、口も悪い若者ドリスを、住みこみの介護人に選びます。まわりの人がおどろいたその理由は──「彼は、私を同情どうじょうの目で見ないからだ」。この記事では、障害のある人との「対等な関係」を考えます。

🌈 特集「多様性と共生」── ちがいを力に変える8つの視点
  1. ワンダー 君は太陽
  2. 映画 聲の形
  3. ズートピア
  4. ドリーム
  5. 最強のふたり(この記事)
  6. グリーンブック
  7. リトル・ダンサー
  8. パディントン
📄
授業で使えるPDF資料(2種類)
先生向けの授業ガイド(授業の流れ・発問例・配慮点)と、生徒用ワークシート。
📚 もくじ
  1. この映画と「対等」
  2. どんなお話?(あらすじ)
  3. 「同情しない」ということ
  4. もう一つの「壁」
  5. 監督と実話
  6. 出ている俳優
  7. 日本でも大ヒット
  8. 授業で使える問い
  9. 考えるワーク
  10. 今日のまとめ
1この映画と「対等」

障害のある人と関わるとき、私たちはつい「かわいそう」「助けてあげなきゃ」と考えてしまうことがあります。

➡ でも、それは相手を「下」に見ることにつながっていないでしょうか。特集第5回では、実話をもとにした友情の物語から考えます。

2どんなお話?(あらすじ)
📖 あらすじ(実話がもと)

パリに住む大富豪フィリップは、パラグライダーの事故で首から下がまひし、車いすで生活しています。

介護人の面接にやってきたのは、パリ郊外の団地で暮らす若者ドリス。仕事をする気はなく、失業手当をもらうためのサインがほしいだけでした。ところがフィリップは、ドリスを採用します。

遠慮のないドリスと、上品で気むずかしいフィリップ。まったくちがう二人の毎日が、少しずつ変わっていきます。

3「同情しない」ということ
  • 😐 特別あつかいしないドリスは、フィリップを「障害者」としてではなく、一人の大人として接します。
  • 😄 笑いあえる関係ときには障害のことをネタに冗談を言い合うほど、二人は遠慮のない関係になります。
  • 🎶 おたがいに世界を広げるフィリップはドリスに芸術を、ドリスはフィリップに新しい楽しみを教えます。
💡 考えてみよう

介助は「してあげる/してもらう」だけの関係ではありません。おたがいに影響をあたえ合う、対等な人間どうしの関係になれることを、この映画は描いています。

4もう一つの「壁」

この映画には、障害だけでなく、住む場所や生まれ育ちによる「壁」も描かれています。

  • 🏢 郊外の団地ドリスは、移民の家族が多く住む郊外の団地で育ち、仕事を見つけるのに苦労しています。
  • 🏛️ パリの豪邸フィリップは、芸術に囲まれた豪邸で暮らしています。
  • 🤝 出会うはずのなかった二人ふだんは交わらない二人が出会ったことで、おたがいの見方が変わっていきます。
5監督と実話
エリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュ監督・脚本

二人で組んで映画をつくるフランスの監督コンビ。

🔑 実在のモデル

フィリップのモデルは、実業家フィリップ・ポッツォ・ディ・ボルゴ。介護人のモデルとなった人物との実話が、本やドキュメンタリーで紹介されたことがきっかけで映画化されました。映画の最後には、実在の二人の姿も映し出されます。

6出ている俳優
フランソワ・クリュゼフィリップ 役

首から下が動かない役を、表情と声だけで豊かに演じました。

オマール・シードリス 役

明るくまっすぐな若者を演じ、東京国際映画祭で最優秀男優賞(フランソワ・クリュゼとダブル受賞)に輝きました。

7日本でも大ヒット
  • 🏆 東京国際映画祭2011年、最高賞の東京サクラグランプリを受賞。
  • 🎬 日本アカデミー賞最優秀外国作品賞を受賞しました。
  • 🌍 世界中でリメイクアメリカなどでもリメイク版がつくられています。
8授業で使える問い
🟩 問い1(道徳)フィリップは、なぜ経験のないドリスを選んだのだろう?
🟩 問い2(人権)「同情」と「思いやり」は、どうちがうのだろう?
🟩 問い3(福祉)介助する人・される人が「対等」でいるために、大切なことは?
🟩 問い4(共生)自分とまったくちがう人と出会ったとき、どんなことが起こりうる?
9考えるワーク
なまえ:
① いちばん心に残った場面と、その理由
② ドリスとフィリップ、それぞれが相手から学んだことは?
③ 障害のある人と関わるとき、気をつけたいことは?
④ 「対等な関係」を、自分の言葉で説明しよう

🌱 今日のまとめ

同情ではなく、一人の人として向き合う。

「かわいそう」より、「いっしょに」。
  • フィリップは、同情しないドリスを介護人に選んだ。
  • 二人は、おたがいに世界を広げ合う対等な関係になった。
  • 障害だけでなく、生まれ育ちによる「壁」も描かれている。
  • 実話をもとにした物語で、世界中でリメイクされた。
🐟 ちょこっと豆知識

原題の“Intouchables”は、フランス語で「触れられない人たち」という意味。社会の中で、ふだんは交わることのない二人を表しているとも言われます。

先生・保護者の方へ:『最強のふたり』は日本でPG12です(大麻を吸う場面や、下品な冗談・言葉づかいを含みます)。本ページは中学生以上を想定しています。上映する場合は場面を選び、障害のある生徒や、家族の介護にかかわる生徒がいる可能性に配慮してください。障害を笑いの対象にするのではなく、「対等な関係だからこそ生まれる笑い」であることを補足してください。授業での上映には、教育機関向けの適切な権利処理が必要になる場合があります。

著作権について:本記事の解説文はすべてオリジナルで作成しています。映画のポスター画像・俳優写真・場面写真は使用していません。作品の著作権は各権利者に帰属します。

AI生成コンテンツについて:本記事はAIを活用して作成しています。内容に誤りが含まれる可能性があるため、授業でご利用の際は事実関係をご確認ください。誤りにお気づきの場合は、お問い合わせよりお知らせください。

📚 参考資料(主な出典)